KeenonRobot(キーン・オン)の工場

サービスロボットのメーカーとしては、キーンオンは業界内で最大級の生産工場を持っています。本社は上海ですが、近くの江蘇省に製造工場を構えています、ここでの製造能力は年間1万台以上!
現在中国国内で販売されている配膳用サービスロボットのうち、約80%のシェアを占めており、圧倒的な販売台数を誇っています。また、世界への進出をも果たしており、現在世界36ヶ国に輸出しています。コロナウィルス現場での積極的な応援で一層注目されました、50ヶ所の病院に280台の搬送ロボットをすべて寄付したそうです、隔離された方々に食事や生活必需品を運んだロボットT1は世界中で報道されました。機械のみならず、いつ感染されても分からない現場に技術者を派遣し、昼夜問わず黙々と現場で設置していた姿は多くの方々の目に留まりました。
室内での自動運転技術になりますが、レベル4に近い高い技術を搭載していながら、圧倒的な安さで作り出すキーンオンは他社と異なるところがあります。通常、自動車や産業用物流用自動搬送ロボットAMRなどに応用されている自動運転技術は、環境をLiDARでスキャンをする必要があります。そのため、LiDARの品質がアルゴリズムの精度に直結していますので、高価なLiDARが必要になります。しかし、キーンオンは配膳を目的に的を絞り、天井にマークを貼り付けて、安価な赤外線センサーで読み取りながら、ロボットの自身の位置を算出しています。同じ自動運転技術ですが、着目点がほかの会社とは異なります。
2020年の目標はずばり、年間販売台数1万台!